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本部長対談 ビジョン

「第二次創業期」を迎えたメルディアグループ。変わらないコアと目指すべき場所。

2024.08.17

Profile

森田 雄一郎
森田 雄一郎
株式会社メルディア 執行役員 戸建営業本部本部長 森田 雄一郎
2006年に入社後、営業部で土地の仕入れと販売に従事。注文住宅の営業を経て、首都圏各地の支店長を務めた後、事業部長に昇進。2023年以降、戸建営業本部の本部長として戸建事業の営業部門全体の統括を行う。2024年に株式会社メルディアの執行役員に就任。
村上 賢之
村上 賢之
株式会社メルディア 生産本部本部長、株式会社MAI取締役 村上 賢之
2007年に入社後、設計担当として商品プランニングやデザインに従事。東京支店の設計部長などを経験し、現在は、生産本部の本部長として、設計や工事などの技術部門全体の統括を行う。株式会社MAIの取締役を兼任。

同じ方向を目指して歩んできたチームメイトのような関係

森田:村上さんはずっと設計をやられていて、2007年に中途入社したんですよね。

村上:そうです。そもそも設計の道に進んだのは、手に職を付けたかったのと、自分で何かを作って人に喜んでもらえる仕事に就きたいと思っていたからでした。それで学生時代から設計を学んで、ハウスメーカー2社を経て当社に入社しました。森田さんも不動産業界一筋でしたっけ?

森田:はい、前にいた会社では賃貸営業をやっていて、当社には2006年に入社しました。

村上:どうして賃貸の会社からメルディアグループに転職しようと思ったんですか?

森田:縁あってある住宅の内覧会に行く機会があったのですが、その住宅を購入したお客さまが何度も担当の営業や設計の方に頭を下げて「ありがとうございます」って言って喜んでいる姿を見て感動して。「こんなに感謝されるものを提供できる仕事があるんだ」「家の力って凄いんだな」と思いました。それで住宅を販売する会社、中でも個性的かつ魅力的な家をつくっているメルディアグループに転職しようと決めたんです。

村上:そんな背景があったんですね。

森田:村上さんとは入社年が近いので、もう10年以上の付き合いになりますよね。

村上:初めて一緒に仕事したのは、確か東京支店にいたときですよね。森田さんが支店長、私が設計部長という立場で、意見を出し合いながら家づくりに携わりましたね。その後、会社の成長に合わせて、都市型高級ブランド「URBAN GRANDE」をはじめとした様々なブランドの立ち上げにも奔走して。ハウスメーカーの営業と設計は対立しやすいと思われがちですが、森田さんとは商品をより良くするために、同じ方向を目指して歩んできたチームメイトのような関係だと感じています。

プロ同士の垣根を越えたコミニケーションから良い家づくりは生まれる

森田:我々2人に限らず、部署の垣根を飛び越えたフラットなコミュニケーションができるのは、当社ならではのカルチャーですよね。

村上:営業や設計など部門は分かれていますが、お互いに踏み込んで意見を出し合える領域が広いですよね。そういったコミュニケーションが成り立つのは、様々な職種の人が入り混じってPJチームを組む、メルディアグループ独自の仕組みも大きい気がします。

森田:私もそう思います。その上で、それぞれの部署がその分野のプロフェッショナルとして責任を果たしていますよね。営業は営業として数字を残す、設計は設計として良いものを作る、工事は工事として円滑に進むようにスケジュールや予算を組む。全員が「絶対に妥協しない」と思って本気で取り組み、意見を出し合うことが、良い家づくりに繋がっていると感じます。

村上:確かに。それに自分が携わっていないプロジェクトでも、物件が完成すると「どんな家ができたんだろう」と興味を持って見に行ったり、とにかく家づくりが好きな人が多いですよね。

森田:好きだからこそ、良いものを作るために活発にディスカッションしていますね。その中で、自分の職域以外の知識も自然と身につきます。私も営業ですけど、村上さんより設計の知識があるかもしれませんしね(笑)。

村上:そこは設計のプロフェッショナルとして絶対に負けません(笑)。でも私も、メルディアグループに入ってから知識量が圧倒的に増えました。前職のハウスメーカーでは1日中CADとにらめっこしていましたが、ここでは施工やメンテナンスにも携われますし、設計担当としてメーカーと折衝したり、お客さまにプレゼンしたりする機会もありますから。そうして身につけた知識を活かし、関わった全員が納得のいく家をつくりあげた実感を得られるからこそ、大きなやりがいを感じられます。

若い世代にチャンスを与える、「出そうな杭は引っ張り上げる」組織へ

村上:先ほど、「家づくりが好きな人が多い」と言いましたが、そこはメルディアグループの強みであり、実は課題でもありましたよね。

森田:私たちが入社した頃は、今より設計事務所に近い雰囲気があって、前衛的なデザインの家も数多く生み出されていましたね。一方でデザイン性を追求していくと、どうしてもコストや時間がかかってしまう面も。さらに、会社の規模も大きくなっていって、目の前のお客さまだけでなく、街や社会に与える影響も考えないといけないフェーズにシフトしていって……。

村上:その当時、会社が求めていたのは、体制はそのままで棟数を増やすことでしたが、次第にマンパワーだけではどうにもならなくなっていったんですよね。そうした時代も経て、今はデザインと施工性・コストの3つをバランス良く追求する「第二次創業期」と位置付けられています。

森田:第二次創業期において、私が最も重要だと考えているのは、「若い世代にチャンスを与えること」。以前のメルディアグループは。デザインの追求という1つの型に拘り過ぎていた部分があったかもしれません。会社が変化をしようとしている今だからこそ、お客さまの幸せはもちろん、社員の幸せももっと求めなければいけません。そのためには年齢関係なく活躍できる場所や機会を増やしていくことが必要です。今だからこそ変化をするタイミングだと私も村上さんも強く思っていたんです。

村上:第二次創業期となった今では「出そうな杭は引っ張り上げていく」環境に完全にシフトしていて、年次や年齢に関係なく、結果を出した人が評価をされる環境により変化をしていますよね。

森田:以前と比べて若手がもっと活躍しやすい環境になってきましたよね。実際に、入社3〜4年目の若手であっても、成果を上げて昇進していくメンバーもいて、非常に嬉しく感じています。

第二次創業期を迎えたメルディアでのやりがいと、守るべき「コア」

森田:社内の雰囲気も変わってきましたね。若手がバンバン売り上げるからこそ、中堅からベテランの層も良い意味でプレッシャーがかかり、活性化しているようです。

村上:みんな貪欲さが増してきていますよね。「どうすれば棟数を多く担当できますか?」などと聞かれることもありますし、以前より成長を求めて自分から行動する社員が多くなってきたと感じます。

森田:まさにスタートアップベンチャーのような雰囲気が漂っていますね。

村上:これまでメルディアグループが培ってきた知識やスキルを吸収しながら、スピード感を持って成長していくことができる。これから入社する人にとってもワクワクできる環境になっていると確信しています。

森田:確かに。これから入社する人を羨ましいとすら感じますね。そして、会社も今の位置にあぐらをかいていてはダメだと思っています。社員が成長するのと同時に、会社も伸び続けないといけないわけですから。メルディアグループをもっと良くしていくために何ができるか、私たちも考え続けていきたいです。

村上:自分の成長だけじゃなく、会社の成長も同時に味わうことができるのも、今のメルディアグループで働く魅力ですね。ただし、この先どれだけ会社が変化していくとしても、コアである「家づくりへのこだわり」と「顧客ニーズの追求」は追及していくべきだと思っています。限られたスペースの中で、いかに快適な空間を作ることができるか考える。それと同時に目の前のお客さまに喜んでもらうために力を尽くす。戸建てだけでなく、アパート事業や海外事業においてもこのマインドは変わりません。

求めるのは、更なる成長を目指すメルディアを牽引する存在

森田:私たちは採用面接も担当していて、多くの応募者にお会いする機会がありますが、村上さんはどんな人材に入社してほしいと思いますか?

村上:一言で言うと、「向上心がある人」。不動産業界は変化が激しく、法律から商品の素材、トレンドまで、常に知識をアップデートしていかなければ取り残されてしまいますから。森田さんはいかがですか?

森田:向上心とも繋がるかもしれないですけど、私は「大きな夢を持って満足しない人」ですね。例えば、目標を持った人が、ある程度それを実現した時に「これで十分だな」って感じてしまうこともあると思うんです。そこで「私の夢はここで終わりじゃないんだ」と思い、努力し続ける人は成長できると思いますし、私自身もそうありたいと思って働いています。

村上:メルディアグループは、売上1,000億を超える規模でありながら、更なる成長を目指している会社なので、向上心や夢がある人なら、この環境を楽しむことができそうですよね。ちなみに、森田さんは面接の際に心がけていることってありますか?

森田:私は面接のときには必ず、「お互いに本音で話しましょう」と伝えるようにしています。なぜなら、自分を着飾ってお互いに良い部分ばかり見せ合っても不毛な時間にしかならないから。メルディアグループで幸せに働ける人、共に会社を成長させていける人を採用するためにも、本音をぶつけ合い、その人の一段深い魅力を探りたいんです。そのために私も、辛かったことも含めて、今まで経験してきたことを全てお話しします。

村上:メルディアグループで幸せに働けるかどうかは、重要なポイントですね。「好きなことに関わりたい」「人の喜ぶ顔が見たい」「お金を稼ぎたい」など幸せの定義は人それぞれだと思いますが、「組織の中で存在感を発揮したい」というのもその一つだと思います。なので、将来的にグループを牽引していきたいという意欲溢れる人と一緒に働きたいです。

森田:同感です。乗った船をただ漕ぐだけでなく、自ら舵を切って進む人と仕事ができることを楽しみにしています。